奨学金を借りようと思っているあなたへ【体験談】

ライフハック

みなさんこんにちは!

進学・進級の季節になりましたね。

大学にご進学されるみなさま,おめでとうございます。

今回は奨学金のお話をしたいと思います。

 

大学進学にあたり,学費のために奨学金のお世話になる人もいるのではないでしょうか?

いまや約50%の大学生が奨学金を借りているとのことです。

私も大学に通っていたときは奨学金を借りていました。

奨学金のおかげで大学に通えたので,本当に感謝しています。

 

その反面,奨学金を安易に借りたことを後悔しています。

奨学金の種類にもいくつかありますが,貸与型の場合,卒業後に返済が待っています。

あまり意識されていませんが借金と同じなんですよね。

私は奨学金を累計約700万借り,いまはこの金額に苦しんでいます

 

これから奨学金を借りる皆さんには,奨学金は安易に借りず,借りる種類・借りる額を慎重に考えてほしいのです。

今回は大学当時の奨学金の使い道と,その後の返済についてお伝えします。

 

奨学金を借りたきっかけ

大学は地方の国立大学に進学しました。

実家から通うとなると片道3時間かかるため,一人暮らしをスタート。

なぜ奨学金を借りたかというと,実家に学費・仕送りをする余裕がなかったからです。

父が個人事業をやっていたのですが,その業績は非常に悪く,4人家族にも係わらず年収200万。

なので,大学進学の時の条件は

・国公立大に行くこと

・仕送りはできないため,一人暮らししたいなら学費生活費をすべて自分で賄うこと

この2つでした。 高校生当時は大学に進学して絶対に家を出ると決めていたので,この条件を飲み大学へ進学しました。

借りた金額と使い道の内訳

大学時代

大学の授業料・テキスト代といった学費,家賃やスマホ代・水道光熱費といった生活費代すべてを賄わないといけなかったわけなのですが,

アルバイト代ではとうてい賄える額ではなく…。

ということで,Jassoの第二種奨学金を上限いっぱいの月々12万円借りることにしました。

12万円の使い道はこのような感じでした。

・授業料   5万
・家賃    3.5万
・水道光熱費 1万
・スマホ代  1万
・食費    1.5万

 

交際費やサークル代はアルバイト代約5万から出していました。

学金はまるっと学費生活費に消えていましたね。

ありがたいことに大学2年の後期から授業料が全額免除になったので少し楽になりました。

それでも遊びに回すお金はあまりありませんでした。

大学生といえば,飲み会,旅行,インターン…と,友達やサークル仲間との遊び!と自由で自分のやりたいことに思う存分チャレンジできる日々のイメージですが

私は大学とアルバイトの往復で4年間が過ぎました。

友達と旅行に行ったのは卒業旅行含めて4年間で5回ほど。

平日夜と土日はアルバイト漬け

いつも大学の課題と毎月の生活費のことで頭がいっぱい

色々なことにチャレンジする気持ちの余裕も,お金の余裕もありませんでした。

やりたいことを自由にできる人たちが本当に羨ましくてたまりませんでした。

大学院時代

大学院では第一種奨学金5万円/月を借りました。

それから学部4年間のうちに貯めた150万円と子どものころからのお年玉・お祝い貯金100万を崩していました。

大学院では研究と就活で忙しかったので,アルバイトの頻度は減らしていました。

というわけで,大学院2年間分の学費・生活資金は一か月約15万。

大学院でも変わらず一人暮らしだったので月の支出はこんな感じでした。

・家賃    3.5万
・水道光熱費 1万
・スマホ代  1万
・食費    2万
・年金    1.6万
・学費    1万
月の支出だけみると一見余裕があるように見えますが,そんなことはありませんでした。
これ以外に学会の年会費,学会発表のエントリー費,旅費,さらには就活の交通費,就職時の引っ越し代などが掛かったので,貯金も奨学金もそれですべて使い果たしてしましました。

返済総額とスケジュール

というわけで,借りた金額は,

大学4年間で月12万×12か月×4年=576万円

大学院2年間で月5万×12か月×2年=120万円

総額696万円に上ります。

はい,膨大な金額ですね笑

これを20年かけて返済します。

毎月の返済額は3.3万円

生活はできますが,あくまで節約が前提。余裕はありません。

返済の約3万があるのとないのではだいぶ生活が違いますよね。

大学の時と同じく,今も旅行や趣味にかけるお金はほとんどありません。ほしいものも我慢する生活,これも変わりません。

今も昔もお金のことで悩むのは変わらないのです。

まだまだ続く奨学金返済のことを考えると頭が痛いです。

 

今は,10年で返済しきるように目標を立て,ボーナス貯金をしている最中です。

おわりに

いかがでしたか?

以上がリアルな体験談です。

大学・大学院に行くことを決めたのも私,借りるのを決めたのも私。

奨学金がなかったら大学に通えなかったので,感謝しています。

私には奨学金を借りない選択肢は無かったです。

ですが,やっぱり返済を考えるとやっぱり思うのです。

高校3年当時,もっと奨学金のことを知っておけばよかった,借金だということをもっと自覚しておけばよかったと。

恥ずかしながら,私は返済する段階になって初めて金額と返済の大変さを自覚しました。

狭き門ですが学業を頑張って給付型の奨学金という選択肢もありましたし,または就活で頑張ってお給料がいい企業に入るということもできました。

それをしなかったのは私の馬鹿さと甘さが原因なので完全に自業自得です。

反省と後悔の念に駆られています。

なので,これから奨学金を借りる皆さんには,同じような失敗をしてほしくありません。

どうか皆さんには将来の返済を見据えた上で奨学金を借りて,有意義な大学生活を送ってほしいと思います。

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